名前を付けること、生命を吹き込むこと

最近リリースした継続的セキュリティスキャンサービスVAddy(バディ)の話です。
http://vaddy.net
VAddyのプロモーション動画はこちら。

1年前ぐらいにVAddyのざっくりしたコンセプトはあって、
どの方向で行くべきか、どのような世界を目指すべきかという議論を散々やってました。


まだその頃には名前がなくて、security, scan, test, Continuousなどの文字から何かサービス名を考えていました。
でも全然しっくりくる名前が出なくて2ヶ月ぐらいしたころには、とりあえず住んでる地名(Chihaya)でも良いんじゃない?とか冗談がでる始末。


2ヶ月ずっと考えていた末に出たのが、VAddyでした。
Vulnerability Assessment is your Buddy(脆弱性診断はあなたの相棒)の省略形です。
VAddyの言葉が浮かんだ時はすごく興奮して、とりあえずGoogleで検索にヒットしやすそうか見て、これに決めました。
(vaddy.comは転売業者に取られていて交渉したら90万円と言われたのでvaddy.netにしましたが、今ではvaddy.netのほうが気に入っています)


名前が決まると不思議なもので、今までふわっとしてたコンセプトやイメージがどんどん具体的になっていきました。
VAddyというサービスが開発者の相棒となってセキュリティ面をサポートするというイメージです。
低コストで管理不要のSaaS型のサービスを作り、CIにセキュリティテストを超簡単に追加できるようにして、
「テストは当たり前にやるよね」という一般的になってきた文化に加えて、
セキュリティテストもデプロイ前には当たり前にやるよね、という文化を創ることです。


この名前が決まって、具体的な機能やビジネスモデルの話などもどんどん進んでいき、2014年10月にリリースとなりました。


名前が決まった後からリリースまでのことを振り返ると、サービスに生命を吹き込むことをずっとしてた気がします(今でもそんな感じですが)。
これを具体化させるために、コードに落とし込み、サーバを立ち上げ、宣伝して、使ってもらって、反応をみる、そして次はこうなるぞと新しい世界にワクワクする。
VAddyを通して今、そのような体験をしている真っ最中です。
いやぁ、製品作りは楽しいですね。

来週にはVAddyのJenkinsプラグインとWebAPIを公開予定です。これでようやくVAddyの目指す世界に必要な機能が揃います。