PHPMatsuri2012 福岡


別記事「PHPMatsuriの裏側」はこちら
http://d.hatena.ne.jp/cakephper/20121229/1356760604


2012年11月3日〜4日にかけてPHPMatsuri2012福岡が開催されました。
http://www.phpmatsuri.net/2012/



楽しそうな人たち


最近やっと全ての残タスクが終わったのでブログ記事を書きます。実はイベント後の残タスクをこなすのが一番大変で、やる気の維持も大変でした。。。

PHPMatsuriは今年で3年目の有料イベントで、24時間スペースを開放して夜通しで何かを開発するハッカソン形式を取っています。
初日は招待講演などがあり、翌日はハッカソンの成果を発表するコンテストとなっています。


PHP Matsuri 2012 発表資料やブログのまとめ
http://togetter.com/li/402628


去年までは安藤さんが団長として仕切ってきましたが、今年は福岡開催ということもあり私が団長をしました。
去年までは会場の関係からホテル代込み3食付のチケット22,000円とちょっと高いイメージがありましたが、今年はRubyコンテンツセンターの協力のもとホテル代は別になり、2食付チケット8,000円が実現しました。
実は、Rubyコンテンツセンターは福岡県管轄のビルで24時間イベントというのは前例がなく色々と調整がありましたが、AIPの協力を得て趣旨に賛同して頂けて実現できました。


国内の勉強会、カンファレンスではスポンサー企業やボランティアによって無料で開催されることが多いのですが、PHPMatsuriは国内/海外ゲストの招待、食事、会場費などかかる金額も大きく、またイベントの品質を維持する上でも有料にしています。スポンサー企業から支援をいただいて、かなり助かっていますが、それでもスタッフはボランティアで採算は赤字にならない程度です。(赤字になったらもう続ける気力がなくなるので、最低限それは維持したいと思ってます)


PHPMatsuriはハッカソンスタイルというフレームは今までの経験で用意できているので後はその上に乗せるもの(開催場所、招待ゲスト、参加者、スタッフ、講演、など)によってその年のPHPMasuriの特徴がでるのかなと思います。

今年は海外からの参加者と英語で交流姿もよく見かけ、PHP以外の話題も扱い、開発内容もPHP以外というものが多くありました。夜はアンリーダブルコード選手権という公開できないイベントもあり盛り上がりました。


2日目の朝には子供たちにプログラミングの楽しさを教えるCoderDojo福岡も開催しました。音や動きがあるプログラムが出来たときの目の輝きは今でも忘れられません。今は福岡エンジニアのボランティアのもとに第2回CoderDojoが開催されるなど、新しい種をまくことができたかなと思います。


イギリスから参加したリチャードさんが、郡山さんの開発しているBEAR.Sundayフレームワークに強く興味を持って、日本語のドキュメントを英語に翻訳して世界に発信しようというコラボレーションも生まれました。
今まで開催した東京、大阪のリピーターと、福岡の地元エンジニアの交流もあり、良いイベントになったなと思います。
このまま全国で開催を続けて、各地のカルチャーを吸収しながらエンジニアのルツボ的なイベントになっていくと面白いかなと思ってます。


今年のPHPMatsuriはスタッフ含めて110人ほどの参加者になりました。チケット8000円という安くはないイベントですが、それに対する価値を理解してもらえて、イベント開催後も楽しかったという声が聞こえてうれしくなりました。
感覚としてはこの人数が限界かなと思ってますので、来年もそれぐらいの人数で受付ると思います。
正直、これ以上の人数になると場所の確保、スタッフの負荷の増大もあり、また参加者同士も顔の見える大きさがちょうど良いのが100人ぐらいかなと思いますので、あえて規模拡大はしないと思います。